神戸大医学部付近(平野地区)の散策から思った事 旧職員 太田徹次 2021年12月10日(金) 14:40 |
昨日12月9日(木曜)神戸平野地区を散策して新たに発見した事は、平の清盛像や勝海舟の屋敷跡の他に兵庫区にある教会に小さな解説看板が立っており、それを良く見ると、教会の敷地から弥生時代の遺跡が発見されたと記載されていました。 一般には、弥生人がこの平野に定住して農業(稲作)をしていたのか?と想像して,地図を見直すと、私立神港高校の北、夢校の南側、兵庫高校の南側を通って、川は東から西へ流れ長田方面へ、流れる川を見つけました。そんな水量のある川が夢校近くに有るのかと改めて地図を見直し、平野地区の住民に聞くと有ると答えられました。そういう意味から古地図の重要性も再確認しました。 1975年の阪神淡路大震災で被災した住宅の建物を、遺跡保存のため取り壊して、建て直する事は難しく、家のリホームは出来るが、再建するのは出来ないと聞きました。 人の命よりも遺跡の方が大事であるとなれば下手に由緒の有る場所には住めないなぁと考えてしまいました。 確かに神戸地区は、観光資源は多く存在します。しかし、残念ながら、平野の商店街は現代から取り残されたと思うような古い商売しか発見出来ませんでした。古本屋、結納用品店、自動車解体業社、うなぎ屋、教会、等です。 まだ、シャッター商店街にはなっていませんでした。 都会のビジネス街で良く見かけるようなトレーニングジムや携帯ショップ店、不動産屋、保育・介護施設、コーヒーショップ等です。 しかし、町を支えてきた商業の変化でフイールドワークを手法として町並みの変化を調査するのも面白いと感じたので記述しました。 その調査の目的は、何か?と問われると、都市発達・衰退の観察になります。 人は自然へ直接働きかける事(縄文時代)から定住して集落を作り分業して稲作を始める事で安定して食料を得る(農業革命)事が出来るようになり、交易が盛んに成って三大発明がなされて進歩が広がってゆくのが良く分かる地域でもあります。 産業発達と地域変化を観察するのにとても良い教に近い平野地区の散策に一度出かけみて下さい。変化を知るための良い教材になるなぁと思って書き込みました。都市に何が無くなれば衰退する都市工学設計分野になるかと思います。 一度機会があれば、夢校に近い平野商店街へ町並みや商売の変化を観察に出かけられてはいかがでしょうか?。何か再発見できるかも知れません。
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